とんちんかんソフト


短絡過渡電流

 電気機器や配線に短絡(ショート)が発生すると大きな電流が流れます。
 この電流の大きさは一般に交流成分だけの対象短絡電流実効値で表現します。
 ところが実際の短絡では直流成分を含む減衰性のある過渡電流が生じます。
 この過渡電流は対象短絡電流実効値だけでは把握しにくいのが実情です。
 また、電流は短絡のタイミング(電圧位相と短絡瞬時の位相差)や回路力率によっても大きく変わります。
 そして最大ピーク電流などはこの過渡電流に大きく左右され電気母線などの短絡強度に影響します。
 このソフトを使うことで簡単に短絡過渡電流の計算及び電流チャートが出力できます。
 合わせて、下記の技術説明によって短絡に対する理解の一助にもなろうかと思います。

短絡過渡電流の用途と特徴
用 途  短絡過渡電流計算 
 適用範囲    電気方式:単相及び三相回路
 回路要素は抵抗とリアクタンスの直列RL回路(一般の短絡状態)
 対称短絡電流実効値と回路力率は入力条件
三相は三相短絡のみ(三相の単相短絡は比較上短絡電流小さいため)
入力の簡素化
用語意味解説 
 対話型に近いユーザーフォーム入力 
 回路力率、投入角などの意味と推奨値はユーザー要求に沿って表示
実用性重視    任意の投入角(投入タイミング)で計算可能
 短絡瞬時から3.5サイクルまでの各極電流チャート出力
各極とも直流成分及び交流成分との合成電流表示
 短絡発生1/2サイクル後の各極電流算出
いずれも直流成分、交流成分、合成電流を出力
各極ごとの非対称短絡電流実効値と非対称係数出力
 各極ごとにピーク電流とその発生時期を出力
 比較のため直流成分の無い定常電流だけの短絡電流も計算可能
(過渡現象の無い定常電流だけの仮想計算)
  短絡電磁力計算のベースデータとして活用可能

画面

技術説明

短絡過渡電流の技術的説明(数式根拠、用語の意味)

 短絡過渡現象 (363KB)


プログラム構成の背景となる短絡過渡現象の説明や電流の大きさの表現方法などを簡単にまとめました。
例えば対象短絡電流実効値に対して最大ピーク電流はその何倍になるんだろうか?など・・・

利用されるお立場で、この内容なら使えそうとか使えないとかご判断にもなろうかと思います。
また次のような方々にはソフトの出力チャートと組み合わせて実感を伴った学習になるのではと思います。
  電気関係を専攻する学生の皆さん
  電気配線関係の仕事に従事しはじめた新人の方

  このような方々をご指導される方々(教材として)
入力条件をいろいろと変えて短絡電流がどんな要素でどのように変化するかお試しください。

なお、技術説明の内容にお気づきの点や疑問などあればご連絡お願いします。

動作環境

OS
Windows98 ~ Vista
Excel
Excel 97 ~ 2007(日本語版のみ)

Excelの設定でマクロを有効にする必要があります。

ダウンロード

Excel 97-2003対応版
     transit_current100_e03.zip (219KB)
Excel 2007対応版
     transit_current1.00_e07.zip (302KB)

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